Values2022通常号
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どんな困難な状況でも諦めない力強さて、その後「ペットの里」を立ち上げました。代表の田中亜弓さんがずっと私をサポートしてくれていたんですけど、彼女の夢がどうにか「犬猫の殺処分をゼロにしたいっ」てずっと聞かされていたので、よしやるか、と力を集結すれば叶う気がしてきました。二人の夢を仲間たちに語っていると、賛同してくれるメンバーが集まっていきました。その中で、やるからには世界最大級を目指そうと思いました。調べるとドイツに6万坪くらいの保護施設があったので、じゃあその倍の大きさでしようぜ、なんて声が出てきました。12万坪くらいの土地を探していたら、滝沢市に見つけたときに、いいご縁に巡り合ったと感じましたね。その後、みなさんのお力添えもあって、2014年3月11日に「ペットの里」を設立しました。コロナ禍になってからは、別に東京にいなくても仕事できるなと思い、東京からこちらに移住してきました。大和田理事長:賛同してくれる仲間は、何よりの原動力ですね。夢を語って、応援してくれる仲間が、「バイク便事業の立ち上げ」「出前館」や「ペットの里」に繋がっているような気がします。花蜜:私は株価操縦の罪で有罪判決を受けています。懲役3年執行猶予4年、罰金2千万円、追徴金約1億2800万円です。それに至るまでの、壮絶な状況は語れば本が書けるくらいの長さになります。実際に本になりましたので、是非お読みになって頂けると幸いです。。大和田理事長:著書を読ませて頂きました。改めて物凄い経験をされているなと驚きました。花蜜:経験したいと思っていたわけでは無いんですけどね(笑)。大和田理事長:「出前館」の株価大暴落の3か月前にペットの里を立ち上げ、土地購入費用や改装費、運転資金など相当な費用が必要な状況であり、かつ犬猫の保護も始まっていた状態での約2年にも及ぶ取り調べ開始。そして有罪判決。想像を絶する状況の中、それでも前を向き一歩を踏みだす力強さの根源は、やはり仲間の存在でしょうか。花蜜:あの時は確かにどん底でしたね。仲間の存在は大きかったものの、私自身消えてなくなってしまいたいと思ったりもしました。でも、出前館の時も本当に困難続きで初年度の売上がスタッフ10人で年商10万円ですからね(笑)。ただ「絶対に映画で見たような世界になる」そういう確信が頭から離れなかったのでやり続けられたと思います。ペットの里も絶対無理だと。ちなみに、このペットの里も強制捜査が行われて、犬猫のファイルや代表の田中さんも取り調べを受けることになりました。誰が見てもダメだろうという感じだったと思います。だけど、やはり自分の中では「必ず出来るという確信を持っていた」ので大変なのは分かっているけど、何とかしたいという思いで諦められなかったですね。大和田理事長:絶対に成功するという確信。確信が持てると、諦めずに頑張れる力が出てくる。「やれると思ったらすぐ、一歩を踏みだす」って、簡単なものでは無いと思うのですが、行動力が非常に高いと感じます。私たちも同じような行動力を身に     4つけるためのアドバイスがあれば頂けますか?2022

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